ウツ(鬱)

ウツってこんな病気 Part 05


2009年1月31日

 沢山のNice!をいただきましてありがとうございます。

 質問があったら遠慮せずにコメントでください。
 ただ、いかんせん、ウツなもんで(^^;
 回答に時間をいただく場合があるかもしれません。


Q. ウツになりそうなんですが、予防法ってありますか?
A. ウツはなりそうと思っているときに、既に軽度なウツの可能性があります。

 予防法は、逃げることです。逃げ場がないと思わないことです。
必ず逃げ道はあります。

 なってしまった私が言うのもなんですが、ウツになる人は責任感が強く、逃げない人です。でも、ウツにならないためには逃げるのが一番の予防策です。

 逃げないで頑張ってしまうと突然、会社に行かなければいけない朝に「体が動かない」「布団から出れない」「会社に行けないことが悔しくて涙が止まらない」そんな症状とともに「言い知れない不安」「会社をくびになるんじゃないかなど、悪い方向にばかり物事を考え始める」「そんな状態が辛く、死んだら楽になるかも、むしろ死んでしまいたい」と急速に悪い方向に考えが転がりだします。

 前兆として、
 「眠りが浅くなる、眠れない」
 「涙もろくなる」
 「微熱が続く」
 「めまい、耳鳴りに頻繁に襲われる」
 「度忘れが多くなる」
 「話している間に何を話していたか忘れる」
 「話し始めると止まらない」
 などがありました。

 前兆があったらすぐに心療内科に行ってください。行きつけのお医者さんに紹介状を書いてもらうのがいいでしょう。
 ウツになるかもと思っている方も、既に初期症状が始まっている可能性があります。早めに心療内科を受診されることをお勧めします。

  私の場合、ウツであることを会社に報告しています。しかし、悪い方向に向いたことは何もありません。むしろ、現在は業務でウツになった従業員を(休職期限切れであっても)解雇することができなくなってきています(裁判で判例が示されたためです)。そのため、会社は治療に協力的になってきています。

 心配せずに、心療内科を受診し、カミングアウトし、治療に専念してください。


Q. ウツになる前兆を示す外観からわかる信号ってありますか?
A. ありますが、見極めるのは難しいです。

 実際には初期症状と自律神経失調症の症状です。

 私の場合、足のすねに一面の麻疹(?発疹?湿疹?赤いぷつぷつ)が出ました。腕にも出ました。
 原因不明の背中や肩の痛みも出ます。息ができず笑ってしまう位の痛みなので、我慢できる痛みではありません。見ていれば気づくと思います。

 微熱が続き、だるい。風邪をひきやすくなる。
 これらは、自律神経失調症によるものだそうです。

 飲みに行った時に突然泣き出したり、会話の際に目を合わせなくなる。
 あまり席に座っていない、トイレが長くなる、朝の出社が不規則になる。
 会議の日に欠席が目立つ。何かと理由をつけて外出するようになる。
 月曜日に休む(午前休含む)ようになる。
 ノイローゼに近い状態ですね。

 私の場合ですが、こういったことがありました。

 上司に対して、「相談に行くのが周期的になった」「周期がだんだん広がってきた」。
 こういったことが起きる原因はほとんどの場合上司の対応です。ウツの(なりかけの)場合は、強く言われると言い返せなくなります。その後、しばらく落ち込み、相談したくなくなります(というか相談に行けなくなります)。一か月ほどで復活し、また相談(本人は交渉のつもりでいることが多いです)しに行き、また玉砕します。

 こういった対応をする上司の決まり文句は「おれは全員に同じ対応をしている。お前を特別扱いし(いじめ)ているわけではない。」です。責任感が強く、思いつめて相談(交渉)に臨んでいる(追い詰められた)人にほかの人と同じ対応をしてどうするんだ!!と思いますが、なぜかこの上司は主義を曲げません。

 話はそれましたが、この落ち込んでいる一か月前後の間、通常の会話や報告はしているように見えますが、あまり目を合わせてくれなかったり、少々よそよそしかったりします。そこで見極めるしかありません。
 ただ、これらは私の体験なのでほかの人は違う行動をするかもしれません。
 あと、私は医療関係の人間ではないので医療関係の用語は間違っているかもしれません。ごめんなさい。


Q. ウツの人に「がんばれ」って言っちゃいけないって言いますが、言うとどうなっちゃうんですか?
A. 気楽に「頑張って直せよ」と言って肩をたたく位はどうといったことはありません。

  「いま、うちの部署は大変な状態なんだから、君にも頑張ってもらわないと・・・」のように何かを強く依頼する「がんばれ」を言われてしまうと「ふぅ。こんなに頑張ったのに(頑張っているのに)まだやれって言うんだ」と思って発作的に自殺する可能性があります。私も妻がいなければ自殺していた可能性が高いです。
 自殺まで行かなくても、かなり落ち込みます。結果、会社を休んだり、その場で席を立って家に帰ってしまうかもしれません。

 こればっかりは言われ方や言われるタイミングにもよりますので気を付けてくださいとしか言えません。

 「がんばれ」と言ってしまった場合は、「無理はするなよ、病気を治すほうが大事だから」とか、「みんなに発破をかけるためにああはいったけど、会社はそんなに危機的じゃないから心配するな・・・」とか、個別にフォローしてあげてください。「あぁ、心配してくれてるんだ」「会社は自分を切り捨てたりしないんだ」と思うだけで気が楽になるものなのです。

 何かどうしてもその人にやってもらわなければいけない場合でも、「俺にできることはないか?無理はするなよ!」と声をかける方が「明日の会議にこの資料をもって絶対に出て来い」というよりも期限内に必要なものが出てくる可能性は高いです。「やらなきゃ」と思うとできなくなるのがウツなのです。

 このブログも義務じゃないから気楽に続いているんですね。きっと(^^);